ボルダリングは、気軽に始められるというのと、ぱっと見おしゃれな感じがするというので、女子人気も高まっています。
あまり汗もかかないので、身だしなみの自由度が高い競技というのも魅力の1つだと思います。
でも、初めて行くときはどんな格好をすればいいのか、迷ってしまいますよね。
そこで今回は、初めてボルダリングをするときのオススメ服装コーディネート【女子編】を紹介していきます。
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目次
1.ボルダリングに必要なアイテムは?
ボルダリングは、「着のみ着のまま」行えるスポーツです。
と言っても、男子のように着替えをせずに登ってそのまま帰る、という女子はあまり見たことがありません。
登るときはTシャツで、何か1枚羽織って帰る、という人はいると思います。
それでも、ほとんどのジムでシューズやチョークのレンタルはできますし、特別必要な持ち物はありませんので、とりあえず用意するのは運動しやすい服だけで大丈夫です。
1.1トップス
トップスは、Tシャツを選ぶ人が圧倒的に多いと思います。
タンクトップも少なからず見かけます。
ヨガウェアのようなものや、ショート丈のもの、スポーツブラジャーを着て登る人も1日に1人は見ます。
最も動きやすい格好と言えば「裸」になるのですが、男子の様に裸にはなれませんので、動きやすさを重視するのであればタンクトップかスポーツブラがベストだと思います。
ただ、タンクトップのように露出が高いものを着なれていない人は抵抗があると思いますので、Tシャツを選びましょう。
着なれている人は、迷わずタンクトップやスポブラを選んでスポーティ感を出していきましょう。
Tシャツは肩回りが窮屈に感じるかもしれませんので、できるだけ伸びやすい生地を選ぶのがオススメです。
1.2ボトムス
ボトムスの選択肢は、女子も男子とそう変わりありません。
男子と比較すると、ショートパンツ率が高い印象です。
ただ、ボルダリングはすり傷が絶えないスポーツですので、最初のうちは、ヒザやスネをガードできるハーフパンツやロングパンツをオススメします。
すり傷よりも動きやすさを重視するという人は、ショートパンツを選びましょう。
スポーツタイツやヨガパンツであれば、動きやすさとすり傷の軽減を兼ね備えています。
ショートパンツやキュロットにスポーツタイツを合わせたコーディネートもよく見かけます。
普段履いているタイツやレギンスをスポーツタイツの代用で履くのはオススメしません。
見た目が悪いだけでなく、スポーツタイツのような加圧性がありませんし、タイツのように足先まであるものは靴のなかで滑りやすく、パフォーマンス性が低下してしまいます。
タイツありのコーディネートを選ぶ場合は、スポーツタイツを履くようにしましょう。
ちなみに、足先まであるものは「タイツ」、足首までのものは「レギンス」と定義されていますが、「スポーツタイツ」の名前で流通しているものは、ほとんどがレギンス丈ですので注意してください。
1.3ソックス
レンタルシューズを履く場合は、ほとんどのジムで靴下着用を求められます。
手入れしているとはいえ、多くの人が履いたレンタルシューズは臭います。
来るまでに履いてきた靴下とは別に、もう1足用意しておきましょう。
ただ、一般的なショップで販売されているもので「一番のオススメ」というものはありません。
というのも、クライミングシューズは一般的なスニーカーと比較すると、履き口からヒールまでの長さが短く、ちょうどいい丈の靴下がないのです。
パンプス丈の靴下だと、縫い目があたるので、履いているうちに痛くなってきます。
クライミングメーカーなどが販売するクライミングシューズ用の靴下は、縫い目がフラットで履き心地がよくなっています。
ですが、初めてのボルダリングで、わざわざ専用の靴下を買う必要はありません。
しいてオススメするとすれば、パンプス丈かくるぶし丈の靴下です。
ボルダリングシューズは、きつめのサイズを履くので、なるべく薄手のものを選んでください。
パンプス用のフットカバーよりは厚手のものをオススメします。
登っているときは、こまめにシューズを脱いで痛くならないように調整しましょう。
ハイソックスのような丈のある靴下は、見た目があまりよくないため、オススメできません。
2.オススメのコーディネートは?
正直なところ、運動しやすい格好であれば、どんな格好でもいいと思います。
でも、「あまり浮きたくない」「少しおしゃれにしたい」という想いも、痛いほどわかります。
是非、これら5つのコーディネートを参考にして、ボルダリングデビューを果たしてください!
2.1シンプルでスポーティなラフスタイル「Tシャツ+ショートパンツ」
シンプルながら動きやすい格好です。
初心者も着用する男子と比較すると、少し慣れてきた初級者以上が愛用しているイメージです。
Tシャツもショートパンツも、デザインは何でもいいと思いますが、肩回りの動きやすさを気にするのであれば、伸びやすい生地のものを選んでください。
また、Tシャツやショートパンツは下着が目立ってしまいますので、スポーツブラジャーやスパッツの着用をオススメします。
2.2スポーティなおしゃれスタイル「Tシャツ+ショートパンツ+スポーツタイツ」
ランニングスタイルですね。
ボルダリング女子では、初心者や初級者が着ている印象があります。
足のすり傷は軽減できますが、勢いよくぶつけた場合はほとんど無意味です。
ただ、肌をむき出しにするよりはガードできますし、加圧タイプのタイツであれば、パフォーマンスもよくなるのでオススメです。
パンツは少し丈が短い方が合うと思います。
かわいらしさを出したい人は、ショートパンツの代わりにキュロットを履くのがオススメです。
2.3アクティビティ慣れした大人女子スタイル「Tシャツ+スポーツタイツorヨガパンツ」
体のラインが出るため、少し抵抗があるかもしれませんが、動きやすさを確保しながらすり傷軽減ができる、おしゃれなスタイルです。
加圧タイプのスポーツタイツであれば、パフォーマンス性も向上します。
着なれている人は、トップスもヨガウェアやスポブラでOKです。
下着のラインが出やすいので、ティーバックの着用をおススメします。
2.4すり傷ガードの意識高い系スタイル「Tシャツ+ロングパンツ」
「痛いのはできるだけ避けたい!」という人は、断然ロングパンツをオススメします。
級位に関係なく、多くのボルダリング女子に愛されているスタイルです。
ロングパンツはストレッチ素材でないと、パフォーマンス性がガクッと下がりますので気をつけてください。
また、少しタイトな方が、動かしやすいのに加えて、足元を見るときの視界がよくなるためオススメです。
ちなみに、クライマー専用のロングパンツは、ジーンズ調のものなど多様なデザインがあり、ストレッチが効く良品です。
将来的には手に入れたいアイテムです。
2.5全力で登る!ガチスタイル「タンクトップ+ショートパンツ」
できる限りパフォーマンスを高めたいという人は、これしかありません。
中級者以上のボルダリング女子に多い印象です。
日本代表選手などのトップレベルのクライマーも、特に競技会や大会では、ノースリーブのトップスとショートパンツを着用しています。
構わず堂々と着こなしましょう。
着なれていれば、トップスはスポーツブラでもOKです。
2.6髪を留めるのはヘアバンドがオススメ
登っているうちに、汗で髪がおでこや顔にはりついてうざったくなってきます。
後ろでまとめるだけだと前髪は処理できないので、ヘアバンドを着けてスポーティ感をアップさせましょう。
少し幅の広いものがオススメです。
3.体を冷やさないことも大切
冬になると、登っている時間以外は体が冷えてしまいます。
冬でなくても、冷房ガンガンのジムは冷えます。
そのため、パーカーなどの羽織れるものを1着持っていると便利です。
体が温まるまでは、上着を着たまま登るのもケガの予防としてオススメです。
4.ケガが心配ならサポーターをつけて予防しよう!
初日にケガをすることは滅多にないと思いますが、ケガの予防をするにこしたことはありません。
登る前の動的ストレッチを行ったうえで、加圧サポーターを着用してみてはいかがでしょうか。
オススメは、痛めやすい手首とひじ周りの装着です。
さらに、指も保護したいという方はテーピングをしてみてください。
非伸縮性の12mm幅のテーピングテープを、指の関節と関節の間に二回り巻きます。
巻き終わりも巻き始めも指の背です。
あまりきつく巻きすぎると、指がうっ血してしまいますので、適度に調整してください。
最初はしなくていいかもしれませんが、ボルダリングを続けていくと、指の腹にできたまめがむけてしまうことがあります。
まめがむけてしまうことの防止に加えて、指関節の痛み軽減や腱の損傷(パキり)防止にも効果的です。
心配な方は、是非テーピングにもトライしてみてください。
もし、まめがむけてしまったり、すり傷ができてしまったりしたときは、すぐに水で洗い流し、絆創膏を貼りましょう。
湿潤療法ができるキズパワーパッドなどがオススメですが、人によってはかぶれてしまうことがあるため、肌と相談しながら使用してください。
5.一気に揃えられるオススメの通販サイトは?
服の通販サイトはたくさんありますが、やはり見やすさや選びやすさではAmazonが一番です。
有名スポーツブランドの商品もありますし、予算に合わせて選べると思います。
ただ、ボトムスのストレッチ素材にこだわりたい人は、実際にお店で質感を見ることをオススメします。
返品の手間を惜しまないという人は、Amazonのような返品無料のサービスを利用してみるのもいいかもしれません。
さらに細かく吟味して選びたいという人は、他のECサイトも見てみてください。
6.まとめ
いかがでしたか?
筆者の一番のおススメは、男子編と同じになってしまいますが、2.4のロングパンツスタイルです。
ボルダリングをすると、必ずと言っていいほどすり傷を負います。
特に手や腕、ひじ、すね、ひざは、すり傷のしやすい箇所です。
ボルダリングで作るすり傷は、ひっかき傷のようにあとが黒く残りやすい性質があります。
動きを制限することなくすり傷を回避する、という意味で、ロングパンツはとても優れています。
ストレッチ素材のものであれば、ほとんど動きに支障は出ません。
「できる限りすり傷を回避したい!」という人は、上半身も長袖かサポーターの着用をおススメします。
すり傷あとが増えてくると、気にならなくなってくるんですけどね。
おしゃれをとるか、すり傷回避をとるか、動きやすさをとるか、自分の体や心と相談しながら、納得できるスタイルでボルダリングデビューを飾りましょう!