ボルダリングは、気軽に始められるというのと、ぱっと見おしゃれな感じがするという理由で、女子人気が高まっています。
他のスポーツほど汗だくにならないので、身だしなみの自由度が高い競技というのも魅力の1つです。
でも、初めて行くときはどんな格好をすればいいのか、迷ってしまいますよね。
そこで今回は、初めてボルダリングをするときのオススメ服装コーディネート【女子編】を5つ紹介していきます。
わせて、初日にやりがちな「これはやめておいた方がいいNGコーデ」や、当日の持ち物チェックリストもまとめましたので、家を出る前の最終確認に使ってください。
すでにボルダリングを始めているけど、「ボルダリングがなかなか上達しない」「本気で痩せたい」と悩んでいる方はコチラ。

【男子編】はコチラ。

1.ボルダリングに必要なアイテムは?
ボルダリングは、「着のみ着のまま」行えるスポーツです。
と言っても、男子のように着替えをせずに登ってそのまま帰る、という女子はあまり見たことがありません。
登るときは動きやすい恰好にして、帰るときは何か1枚羽織る、という人はいると思います。
それでも、ほとんどのジムでシューズやチョークのレンタルはできますし、特別必要な持ち物はありませんので、とりあえず用意するのは運動しやすい服だけで大丈夫です。
最近は、ウェアまで借りられる「手ぶらセット」を用意しているジムも増えているので、どうしても服を用意できないという人は、各ジムのHPなどをチェックしてみてください。
1.1 トップス
トップスは、Tシャツを選ぶ人が圧倒的に多いと思います。
タンクトップも少なからず見かけます。
ヨガウェアのようなものや、ショート丈のもの、スポーツブラジャーを着て登る人も1日に1人は見ます。

男子はよく上裸で登っていますが、さすがに真似はできませんので、動きやすさを重視するのであればタンクトップかスポーツブラがベストだと思います。
ただ、タンクトップのように露出が高いものを着なれていない人は抵抗があると思いますので、Tシャツを選びましょう。
着なれている人は、迷わずタンクトップやスポブラを選んでスポーティ感を出していきましょう。
Tシャツは肩回りが窮屈に感じるかもしれませんので、できるだけ伸びやすい生地を選ぶのがオススメです。
1.2 ボトムス
ボトムスの選択肢は、女子も男子とそう変わりありません。
男子と比較すると、ショートパンツ率が高い印象です。
ただ、ボルダリングはすり傷が絶えないスポーツですので、最初のうちは、ヒザやスネをガードできるハーフパンツやロングパンツをオススメします。

すり傷よりも動きやすさを重視するという人は、ショートパンツを選びましょう。
スポーツタイツやヨガパンツであれば、動きやすさとすり傷の軽減を兼ね備えています。
ショートパンツやキュロットにスポーツタイツを合わせたコーディネートもよく見かけます。

普段履いているタイツやレギンスをスポーツタイツの代用で履くのはオススメしません。
見た目が悪いだけでなく、スポーツタイツのような加圧性がありませんし、タイツのように足先まであるものは靴のなかで滑りやすく、パフォーマンス性が低下してしまいます。
タイツありのコーディネートを選ぶ場合は、スポーツタイツを履くようにしましょう。
ちなみに、足先まであるものは「タイツ」、足首までのものは「レギンス」と定義されていますが、「スポーツタイツ」の名前で流通しているものは、ほとんどがレギンス丈ですので注意してください。
1.3 ソックス
レンタルシューズを履く場合は、ほとんどのジムで靴下着用を求められます。
手入れしているとはいえ、多くの人が履いたレンタルシューズは正直臭います。
来るまでに履いてきた靴下とは別に、もう1足用意しておきましょう。
ただ、一般的なショップで販売されているもので「一番のオススメ」というものはありません。
というのも、クライミングシューズは一般的なスニーカーと比較すると、履き口からヒールまでの長さが短く、ちょうどいい丈の靴下がないのです。
パンプス丈の靴下だと、縫い目があたるので、履いているうちに痛くなってきます。
クライミングメーカーなどが販売するクライミングシューズ用の靴下は、縫い目がフラットで履き心地がよくなっています。
ですが、初めてのボルダリングで、わざわざ専用の靴下を買う必要はありません。
しいてオススメするとすれば、パンプス丈かくるぶし丈の靴下です。
ボルダリングシューズは、きつめのサイズを履くので、なるべく薄手のものを選んでください。
パンプス用のフットカバーよりは厚手のものをオススメします。
登っているときは、こまめにシューズを脱いで痛くならないように調整しましょう。
ハイソックスのような丈のある靴下は、見た目があまりよくないため、オススメできません。
2.これだけは避けたいNGコーデ
実は「何を着るか」よりも、「何を着ないか」が重要です。
2.1 ジーンズ・チノパン
ジーンズのようにストレッチが効かないボトムスは、足を高く上げるムーブで思うように動くことができません。
ジャージでもスウェットでも構いませんので、とにかく伸びる生地のものを選びましょう。
2.2 スカート・ワンピース
ボルダリングは、登っていると他の人から下から見上げられる競技です。
スカートやワンピースは、どう頑張っても中が見えてしまいますので避けましょう。
どうしても、という場合は、下にスパッツやスポーツタイツを必ず履いてください。
2.3 指輪・ピアス・ネックレス・腕時計
アクセサリー類、特に指輪は必ず外しましょう。
ホールドと指の間に挟まると、指を痛める原因になります。
ネックレスやピアス、腕時計も、落ちたときにひっかかると危険ですので、ロッカーに預けておきましょう。
2.4 長い爪・ジェルネイル
爪はかなり重要です。
爪が長いと、ホールドを指の腹で押さえられないため、まったく保持できません。
また、爪が割れたり、深爪のように痛めてしまう可能性もあります。
ジムに行く前日までに、短く切りそろえるようにしましょう。
ジェルネイルは、剥がれてしまうリスクを承知のうえで登ってください。
2.5 お気に入りの服
ボルダリングは全身が白いチョークまみれになるスポーツです。
濃い色の服はチョークの白が目立ち、壁にこすれると生地が傷みます。
「汚れても問題ない服」で行くのが正解です。
2.6 ハンドクリーム・日焼け止め(手のひら)
油分でホールドが滑ってうまく力が入らないし、後から登る他の人にも迷惑が掛かってしまいます。
ケアはジムを出た後に行うようにしましょう。
3.オススメのコーディネートは?
正直なところ、運動しやすい格好であれば、どんな格好でもいいと思います。
でも、「あまり浮きたくない」「少しおしゃれにしたい」という想いも、痛いほどわかります。
是非、これら5つのコーディネートを参考にして、ボルダリングデビューを果たしてください!
まずは、5つのコーデを一覧で比べてみましょう。
| コーデ | 動きやすさ | すり傷ガード | こんな人にオススメ |
|---|---|---|---|
| 3.1 Tシャツ+ショートパンツ | ◎ | △ | 手持ちの服で済ませたい |
| 3.2 +スポーツタイツ | ◎ | ○ | 初めてで露出は控えたい |
| 3.3 Tシャツ+タイツorヨガパンツ | ◎ | ○ | ジムやヨガに通い慣れている |
| 3.4 Tシャツ+ロングパンツ | ○ | ◎ | 痛いのは絶対に避けたい(推奨) |
| 3.5 タンクトップ+ショートパンツ | ◎ | × | とにかく全力で登りたい |
3.1 シンプルでスポーティなラフスタイル「Tシャツ+ショートパンツ」
シンプルながら動きやすい格好です。
初心者も着用する男子と比較すると、少し慣れてきた初級者以上が愛用しているイメージです。
Tシャツもショートパンツも、デザインは何でもいいと思いますが、肩回りの動きやすさを気にするのであれば、伸びやすい生地のものを選んでください。
また、Tシャツやショートパンツは下着が目立ってしまいますので、スポーツブラジャーやスパッツの着用をオススメします。
3.2 スポーティなおしゃれスタイル「Tシャツ+ショートパンツ+スポーツタイツ」

ランニングスタイルですね。
ボルダリング女子では、初心者や初級者が着ている印象があります。
足のすり傷は軽減できますが、勢いよくぶつけた場合はほとんど無意味です。
ただ、肌をむき出しにするよりはガードできますし、加圧タイプのタイツであれば、パフォーマンスもよくなるのでオススメです。
パンツは少し丈が短い方が合うと思います。
かわいらしさを出したい人は、ショートパンツの代わりにキュロットを履くのがオススメです。
3.3 アクティビティ慣れした大人女子スタイル「Tシャツ+スポーツタイツorヨガパンツ」

体のラインが出るため、少し抵抗があるかもしれませんが、動きやすさを確保しながらすり傷軽減ができる、おしゃれなスタイルです。
加圧タイプのスポーツタイツであれば、パフォーマンス性も向上します。
着なれている人は、トップスもヨガウェアやスポブラでOKです。
下着のラインが出やすいので、Tバックの着用をオススメします。
3.4 すり傷ガードの意識高い系スタイル「Tシャツ+ロングパンツ」

「痛いのはできるだけ避けたい!」という人は、断然ロングパンツをオススメします。
級位に関係なく、多くのボルダリング女子に愛されているスタイルです。
ロングパンツはストレッチ素材でないと、パフォーマンス性がガクッと下がりますので気をつけてください。
また、少しタイトな方が、動かしやすいのに加えて、足元を見るときの視界がよくなるためオススメです。
ちなみに、クライマー専用のロングパンツは、ジーンズ調のものなど多様なデザインがあり、ストレッチが効く良品です。
将来的には手に入れたいアイテムです。
3.5 全力で登る!ガチスタイル「タンクトップ+ショートパンツ」

できる限りパフォーマンスを高めたいという人は、これしかありません。
中級者以上のボルダリング女子に多い印象です。
日本代表選手などのトップレベルのクライマーも、特に競技会や大会では、ノースリーブのトップスとショートパンツを着用しています。
構わず堂々と着こなしましょう。
着なれていれば、トップスはスポーツブラでもOKです。
3.6 髪を留めるのはヘアバンドがオススメ
登っているうちに、汗で髪がおでこや顔にはりついてうざったくなってきます。
後ろでまとめるだけだと前髪は処理できないので、ヘアバンドを着けてスポーティ感をアップさせましょう。
少し幅の広いものがオススメです。
髪が長い人は、後ろでまとめるときに、高い位置のポニーテールよりも、低めのおだんごにしておくと、マットに寝転んで休むときにジャマになりません。
4.季節別の服装と、体を冷やさないコツ
ボルダリングジムは、基本的に室内です。
そのため一年中同じ格好でも登れるのですが、少しだけ季節を意識すると快適さが変わります。
4.1 夏は「汗」との勝負
他のスポーツほど汗だくにはなりませんが、それでも夏はしっかり汗をかきます。
手汗はホールドが滑る直接の原因になりますので、タオルは必ず持っていきましょう。
ウェアは、速乾性のある薄手のものが快適です。
それから、白いTシャツは汗で透けやすいので、下に着るスポーツブラの色に注意してください。
4.2 冬は「登っていない時間」が寒い
冬になると、登っている時間以外は体が冷えてしまいます。
冬でなくても、冷房ガンガンのジムは冷えます。
そのため、パーカーなどの羽織れるものを1着持っていると便利です。
体が温まるまでは、上着を着たまま登るのもケガの予防としてオススメです。
冷えた状態でいきなり全力を出すと、指や肩を痛めやすくなります。
なお、フード付きのパーカーを着たまま登る場合は、フードが背中側のホールドに引っかからないか気をつけてください。
気になる人は、フードなしのジャージやウインドブレーカーの方が安心です。
5.ケガが心配ならサポーターをつけて予防しよう!
初日にケガをすることは滅多にないと思いますが、ケガの予防をするにこしたことはありません。
登る前の動的ストレッチを行ったうえで、加圧サポーターを着用してみてはいかがでしょうか。
オススメは、痛めやすい手首とひじ周りの装着です。
さらに、指も保護したいという方はテーピングをしてみてください。
非伸縮性の12mm幅のテーピングテープを、指の関節と関節の間に二回り巻きます。
巻き終わりも巻き始めも指の背です。
あまりきつく巻きすぎると、指がうっ血してしまいますので、適度に調整してください。
最初はしなくていいかもしれませんが、ボルダリングを続けていくと、指の腹にできたまめがむけてしまうことがあります。
まめがむけてしまうことの防止に加えて、指関節の痛み軽減や腱の損傷(パキり)防止にも効果的です。
心配な方は、是非テーピングにもトライしてみてください。
もし、まめがむけてしまったり、すり傷ができてしまったりしたときは、すぐに水で洗い流し、絆創膏を貼りましょう。
湿潤療法ができるキズパワーパッドなどがオススメですが、人によってはかぶれてしまうことがあるため、肌と相談しながら使用してください。
6.初日の持ち物チェックリスト
服装が決まったら、あとは持ち物です。
これだけあれば、初日は問題なく登れます。
- 動きやすいウェア…着替えとは別に用意
- 靴下(もう1足)…レンタルシューズ用
- タオル
- 飲みもの…ほとんどのジムには自販機があるので現地調達も可能
- 髪ゴム・ヘアバンド
- 絆創膏
- 羽織れるもの
必ず「爪を切る」のを忘れないようにしましょう。
シューズとチョークはジムで借りられるので、用意は不要です。
7.一気に揃えられるオススメの通販サイトは?
服の通販サイトはたくさんありますが、やはり見やすさや選びやすさではAmazonや楽天が一番です。
有名スポーツブランドの商品もありますし、予算に合わせて選べると思います。
ただ、ボトムスのストレッチ素材にこだわりたい人は、実際にお店で質感を見ることをオススメします。
返品の手間を惜しまないという人は、Amazonのような返品無料のサービスを利用してみるのもいいかもしれません。
7.1 ウェアもシューズもまとめて見たいなら
スポーツ用品店のオンラインストアなら、ウェアからサポーター、タオルまで1回の注文でそろいます。
実店舗が近くにあれば、ネットで目星をつけてから、質感だけ見に行くという買い方もできます。
7.2 とにかく安く済ませたいなら
「続くかどうかもわからないのに、ウェアにお金はかけられない」という場合は、ユニクロやGU、ワークマンのスポーツラインで十分です。
Tシャツとストレッチの効いたボトムスさえあれば、合計3,000円台におさめることができます。
ネットで安く揃えたい場合は、プチプラ系のECサイトもチェックしてみてください。
7.3 買う前に試したいなら
ファッションレンタルという手もあります。
レンタルしてみて気に入ったら購入も可能です。
8.ボルダリングの服装でよくある質問
Q. すっぴんで行った方がいい?
すっぴんで行く必要はありませんが、「汗などで落ちる前提」で軽めにしておくのがオススメです。
顔にチョークの粉が付くこともあるので、帰りに直せるように用意しておくと安心です。
Q. 更衣室はある?
ジムによります。
広い更衣室があるところもあれば、トイレで着替えることになるところもあります。
気になる人は、行く前に公式サイトで確認するか、そのまま登れる服装で家を出るのが確実です。
Q. ウェアのレンタルはある?
シューズとチョークはほとんどのジムでレンタルできます。
ウェアまで含めた「手ぶらセット」を用意しているジムも増えていますので、ジムのHPなどをチェックしてみてください。
Q. 生理中でも登れる?
体調と相談しながらであれば問題ありません。
ただ、腹圧のかかる動きが多いので、無理は禁物です。
Q. 結局どの服装の人が多い?
個人の感覚的には、ジムによって変わります。
常連層の多いジムは本格的なウェアの人が多く、都心の大きめなジムは初心者・初級者も多いのでTシャツ+ショートパンツまたはロングパンツが多い印象です。
ただ、各々自分が登ることに必死で、他の人の服装なんて気にしないので安心してください。
9.まとめ
いかがでしたか?
筆者の一番のオススメは、3.4のロングパンツスタイルです。
ボルダリングをすると、必ずと言っていいほどすり傷を負います。
特に手や腕、ひじ、すね、ひざは、すり傷のしやすい箇所です。
ボルダリングで作るすり傷は、ひっかき傷のようにあとが黒く残りやすい性質があります。
動きを制限することなくすり傷を回避する、という意味で、ロングパンツはとても優れています。
ストレッチ素材のものであれば、ほとんど動きに支障は出ません。
「できる限りすり傷を回避したい!」という人は、上半身も長袖かサポーターの着用をオススメします。
すり傷あとが増えてくると、気にならなくなってくるんですけどね。
おしゃれをとるか、すり傷回避をとるか、動きやすさをとるか、自分の体や心と相談しながら、納得できるスタイルでボルダリングデビューを飾りましょう!
せっかく始めるなら、体も一緒に変えたい人へ
ボルダリングは全身運動なので、続けていると自然と体が引き締まってきます。
ただ、「もっと早く結果を出したい」「登れる体を最短で作りたい」という人は、女性向けパーソナルジムを併用するのが近道です。
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